601:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:40:02.25 ID:3SRw5Rm70
んんんn!?御父さんいいけど、どうしてそんなにぐいぐい来るの?
もしかして…俺の趣味を理解しようと頑張ってくれているのか?
だとしたら俺はその好意を受け止めないといけない。
「どっ…どうぞ…」
俺はさっと鋏を渡した…
弟と御母さんは話をしている。
御父さんは箱を開ける作業をしている。
俺は嫁にすかさず擦り寄り話しかけた。
「嫁…ごめんな…もうちょっとで終わるから…後はメールアカウントの表示見せて…だな」
「……ぅぅぅ……恥ずかしいよぉ……夫ぉ……」
うっ…。ちょっと照れてる嫁かわいい。
普段Mな俺に嗜虐心がちょっと沸いてしまったw
614:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 23:48:37.32 ID:3SRw5Rm70
パキッ!パキッ!
御父さんが包装を外していく。
「おおーっ…」
いい反応だぁああwww
なんか恥ずかしいけどちょっと嬉しかった。
「御父さんwこれ!これ!台座。付けてあげてくださいww」
「おっ…ありがとう弟君w」
御父さんがフィギュアを台座に載せる。
「おおおおおーーーwwwwwいいじゃないかこれwww」
「おおおおおwwwwおほおほおほwwwいいですよね御父さんwww律ちゃんいいですよねwwドラムですよwwドラムw」
631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:01:41.98 ID:ViJRhaui0
「いやーwwかくいう僕も律ちゃんが一番好きでねー…」
これこれ二人とも…意気投合するんじゃないよw
御母さんはあきれた顔しつつも、微笑ましそうに二人を見ていた。
でも嬉しかった。
少し泣きそうになったんだ。御父さんの優しさに。
誰もキモイって言わない。
思っていて言わないだろうが、それだけでも嬉しかった。
この人達と家族になれて良かった…
心のそこからそう思った。
脳内の鼻琳は憎らしそうに、姿を消していった…。
ありがとうな。鼻琳。今思えばお前がくれたこの機会のおかげで、
この人たちの真の優しさに触れられたよ…。なんてちょっとしか思ってないけどな。早く消えろ。
644:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:11:50.99 ID:ViJRhaui0
「私の家に飾ってもいいかい?ww
これ持って帰ったら、夫君もよくうちに来てくれるようになるでしょ?w」
「あはははwどうぞどうぞ」
「冗談だよw冗談wははは。いやしかしこれ本当にすごいなぁw」
俺も久しぶりに笑顔になった。
まさかフィギュアで打ち解けるとは…
ありがとう律ちゃん。買って良かったマックスファクトリー…
俺は雰囲気のいい間に、さっさとメールアカウントの説明をしてしまおうかと思った。
「御父さん…そのメールアカウントなんですけど……ちょっと弟出てもらっていい?」
俺は弟を外に促した。弟に聞かれるとマズイ。てゆうか1から説明するの恥ずかしいし、
ヤツに面白いものを提供するのも腹が立つ。
647:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:12:48.23 ID:ViJRhaui0
「いやいやw大丈夫だよ。夫君。もうわかった。確かに夫君の言う通りだったよ。」
やっと…終わったんだ…。やっと…。
長かった…。まさか誤解を解くのにこんな時間が掛かるなんて…
「嫁子もいいよな?」
「……よくないけど……いいわよ…」
あああ。いつもの機嫌の良い時の可愛いふくれっつらだ。
嫁…早く二人の家に帰ろう。そして抱きしめて良い子良い子したい…。
その時、部屋のドアがゆっくり開いた…
648:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:14:24.73 ID:2vaE9iCTO
いい加減にしろwwwwwむしろもう笑っちまうwwwwwwww
680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:29:19.11 ID:wgkp+XTm0
浮気じゃなければ、もう何でもどんな趣味でも許容されるよな。義父母、嫁は疑った事とか後悔あるだろうし、1が可哀想に見えるだろうし。
681:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:30:01.77 ID:ViJRhaui0
「あらぁぁどうもねぇー…本当にすいませんねぇこんな馬鹿息子でぇ」
おかん…余計な事いうなよ…。
「しょっちゅう宅急便で届くんですよぉwwその度にこの子ったらこっちに戻ってきてww」
恥ずかしいww恥ずかしいけどおかんから良いパスを貰った。
「そうだおかん!このカレンダーで俺が最近帰った日に○つけてくれ!」
「は?何いってんのアンタ…しょっちゅうアンタ帰って来てるでしょうが…昨日だって晩御飯食べて…」
ナイスおかん!!その言葉が聞きたかったんだぁあああああああ!!!
逆転ゴールだぜ!!かっこいいぜ!!
俺のパスを上手くさばいてシュートを決めてくれた!!
やっぱ流石だよおかんwww
そのおかんの言葉を聞いて三人は本当の意味で安堵した顔になった。
そして御母さんは言った。
「だから言ったじゃない御父さん。私は最初から夫君はそんな事する子じゃないってww」
おいいいいい!!!忘れねーぞあの生ゴミを見る目つきはよぉおおおお!!!
御母さんは調子がいい…。忘れていた…
706:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:48:13.79 ID:ViJRhaui0
「ささっ、もうこんなむさ苦しい部屋でて一階にどうぞwお茶を用意しましたんで…」
むさ苦しいってなんだよ。まったく。
でも良かった。また平穏な日が帰ってくるんだな。
今度はもっと大切にしよう。嫁を。そして御父さん、御母さんを…
「どうもすいません。それじゃあ…行こうか。」
「ええwええ。ご馳走になりましょう」
二人は立ち上がり、弟と共に部屋を出て行った。
そ し て 部 屋 に は 俺 と 嫁 が 、 二 人 … 残 っ た 。
712:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:52:18.19 ID:ViJRhaui0
二人立って向かい合う。。
嫁「ふぅぅ…まったく…」
俺「ごめんな。嫁。けど浮気なんかしてなかっただろ?本当に愛してるのは…これから先もお前だけだ」
嫁「鼻琳は?」
俺「えっ!?ははっwwwえーっと、フッたwwもう卒業しようかなww」
嫁「ふふっw」
嫁は抱きついてきた。
嫁「いいよ。オタク趣味…続けても」
俺「えっ!?本当!?」
嫁「たーだーしっ」m9っ(。・∀・)ビシッ
俺「んっ?」
嫁「わたしにもやらせなさいよね!!」
俺「えっ?なっなにを」
嫁 「 こ・い・ひ・め ♪ 」
やるんかよいいいいいいいいい!!!!!エロゲだぞおおおおおお!!!!!
またピンチかああああああああ!!!!!
727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:56:35.11 ID:ViJRhaui0
終わりですww
皆さんありがとうございましたww
正確にはまだ後日談をこの後書くつもりなのですが、
その後日談がまた長くなりそうなので、
一番終わりが似合うスッキリしたところで終わらせました。
こんな遅筆の駄文をここまで読んでくれた方に感謝します!!
733:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:57:37.84 ID:W+z2IV3l0
>>727
とりあえず乙!!
738:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:58:13.42 ID:Fgkm7QJL0
>>727
今度はあらすじを先に書いて、
詳細はあとで補完するように
あとしね
737:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:58:11.42 ID:PiLwSp3+0
>>1乙
釣りだったら暴動起こしてたわ
725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:56:05.10 ID:YSEKD0WpP
アニメって説明してたのになぜ嫁がゲームだと理解しているのか
さんざん時間かけたんだからちゃんと矛盾がないか確認ぐらいしてくれよな
742:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 00:58:44.78 ID:ViJRhaui0
>>725
そこは本文では書きませんでしたが、
恋姫の内容を元はゲームの作品、と俺の部屋で話しをしましたw
753:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:01:15.47 ID:ViJRhaui0
>>1000までに後日談を書きたいので、もうちょっと頑張ります。
後少しだけお付き合いください。
質問は答えます!
754:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:01:21.13 ID:nGKfgfFJO
最初相談って言ってたよな
756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:01:35.54 ID:1pQlzSE90
相談はどこいったんだよ!読んだ時間返せマジで
758:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:02:13.78 ID:b1XIr1lE0
ちょっとこの人ほんとに人の話聞けない人なんじゃ
793:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:18:22.24 ID:E2TvbJhR0
約52時間かけて自分語りして、最初に言ってた相談てのがない事についての説明は欲しい
単なる自分語りなら最後まで付き合ってなかったぞ
時間返せなんて事は言わないが、なんかものすごくガッカリしてるわ今…
最初からずっとリアルタイムで見てたんだぜ?
お前が来るって言ってた時間前には必ず見るようにしてたし
なんなんだよ畜生
説明しろよ馬鹿
798:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:19:21.63 ID:W+z2IV3l0
>>793
今の今まで相談があると思ってたんならお前が馬鹿
805:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:23:04.04 ID:E2TvbJhR0
>>798
馬鹿でもなんでもいいよ
相談って書いてたから最後まで見ようと思ってたし気になってたんだ
そもそも相談って言ってたって事はその時点で解決してないと思うじゃん
だからこんな風にハッピーエンド万々歳!なんて終わり方すると思ってなかった
なのに最後まで見てたら相談も何も最初の時点で解決してたんだぜ?
ガッカリぐらいさせろ
809:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:24:57.79 ID:W+z2IV3l0
>>805
そうか、じゃあきっとこれから相談があるんだよ
明日の16時くらいにwwwwwwwwww
847:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:35:54.77 ID:ViJRhaui0
【 後 日 談 】
悪夢のあの日から数日後…
「嫁ぇー…」
「ん?なぁーにぃー?」
嫁は寝っ転がってパソコンに向かっている…。
「もうそろそろ…俺の相手して欲しいんだけど…」
「いいじゃん別にぃ…あ…倒した」
「あのー…寂しいんですけど…嫁ちゃん…」
「散々わたしに寂しい思いさせた罰じゃない~?フーンだ」
「あの…その…」
嫁は…あの日に俺から借りた「真・恋姫†無双」にどっぷりハマっている…
嫌味のように俺の前でプレイするのだ。
864:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:41:10.83 ID:ViJRhaui0
お風呂の後に、
「さーって、恋姫やろうかな~♪鼻琳様ぁ~」
と言ってみたり、
「鼻琳はいつ一刀とくっつくの?wwwねぇ?」
と茶化しを入れてくる…。
鼻琳はまた別の形で蘇り、俺達と上手く共存している。
もちろん、嫁は魏軍から始めている。
三国志が元々好きだった彼女は、本当に楽しそうにプレイし、面白いよ!と理解を示ている。
「私のメールアドレスを華琳って登録すればいいんじゃない?」
まったく。こいつめ。
これが本文で語られた>>1の相談したい事。
つまり、嫁が恋姫無双にハマって俺を相手にしてくれない。だ。
873:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 01:43:56.18 ID:ViJRhaui0
そして御父さん御母さん。
この二人も以前と変わらずに接してくれている。
御母さんは相変わらずお調子者。
一緒にテレビを見ていてオタク特集が始まると、夫君知ってる?これ?www
なんてからかってくる。
御父さんなんて、
会社の若い部下とけいおん!!のフィギュアの事を話しあって盛り上がったよww人気あるんだなアレww
なんて言ってくれた。
嫁との約束事もでき、
グッズを買いたい時は、私に相談し買う事!と嫁にキッパリ言われた。。。
「嫁…もう二時間くらいやってるぞ…。そろそろ…」
寝っ転がってる嫁がこちらを向いた。。
「こんなの隠してw本当に馬鹿だねぇwアハっ」
嫁にはもう隠し事はしない。多分、この人ならもう全て受け入れてくれる。
そう思った。
鼻琳「キヒ。」
終わり。
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