働きながら公務員試験は無理ではない!半年で合格した体験談

編入・キャリア

こんにちは、もっちーです。

働きながら公務員試験の対策をされている方、膨大な試験範囲を目の前に「仕事と勉強の両立って無理では…」と感じていませんか?

私も公務員を目指し始めたころは教養科目に加えて専門科目、さらには小論文までまで手が回りそうにない、、と思っていました。

でも、もちろんそんなことはありません!

きちんと戦略を立てて計画的に勉強を進めれば働きながらでも公務員試験に合格することは十分可能です。

本記事では、働きながら公務員試験は無理ではない理由を解説したうえで、働きながら公務員試験に合格を目指す戦略をご紹介します。

私の経歴はこんな感じです!

民間企業で2年間勤務→働きながら半年くらい公務員試験対策→市役所に合格!

働きながら公務員を目指すことは無理なのか

結論から言うと、無理ではありません!

私も働きながら合格できました!

とはいえ、仕事をしながら高倍率の公務員試験の突破を目指すとなると、「働きながら公務員試験は無理では…」と思う方もいると思います。

ここからは、 働きながら公務員が無理と思われる理由をご紹介します。

難しいことは確かですが、上手に戦略を立てれば合格可能です!

「働きながらは無理」と思う方も多いと思いますが、そんなことはないのをご説明していきます!

働きながら公務員が無理と思われる理由①勉強時間が取れない

働きながら公務員を目指すうえで最も苦労するのが勉強時間の確保。

公務員試験合格に必要な時間は試験科目によって異なりますが、公務員講座のアガルートによれば必要な勉強時間は1500~1600時間

https://www.agaroot.jp/komuin/column/study-from-when

社会人でそれだけの勉強時間を確保するのは難しいですよね。

1年間で合格するのを目標とすると、一日当たり約4.4時間勉強する必要があります。

そこで大切になるのが隙間時間の活用です。

勉強時間が取れないといっても、通勤時間などを活用すれば平日2時間は確保可能かと思います。

通勤時間に片道1時間かかる人なら一日2時間は確保できますね!

また、面接については社会人生活を通して確実にレベルアップするはずです。

社会人経験は面接時に大きなアドバンテージになります!

さらに、民間を併願し1回の受験にとどまる学生が多いですが、定職を持つ社会人なら万が一不合格でも低リスクで次の年に再チャレンジできます。

働きながら公務員が無理と思われる理由②モチベーションが保てない

周囲が勉強ムードではないなかで勉強を続けるにはモチベーション管理が大切です。

仕事で疲れた後に勉強するとなると「今日は勉強しなくていいかな…」という気分になってしまうことも。

仕事の後の勉強は本当にしんどいので、朝の時間に集中して勉強するのがおすすめです。

授業動画の見直しなど負担が軽い勉強を仕事の後に回すのもいいですね!

働きながら公務員が無理と思われる理由③勉強に専念できる学生がライバル

ただでさえ高倍率な公務員試験ですが、勉強に専念できる学生が主なライバルなので働きながら競争に勝ち抜くのは無理では、、、と思う方もいると思います。

確かに、国家公務員や都庁、東京都特別区など一般教養に加え専門科目を勉強する必要がある受験先を選ぶ場合は勉強に割けるリソースが多い学生が有利になることは間違いありません。

正直、経済学や民法まで勉強するのはかなりしんどいので長期間の勉強計画を立てる必要があります。

具体的な内容は後述しますが、私は1年半かけて受験する戦略を立てました!

(結果的に半年で合格を勝ち取ることができましたが)

働きながら公務員を目指すうえで知っておきたい基礎知識

働きながら公務員を目指すうえで、情報収集は非常に大切。

最低限受験科目と倍率は確認しておきましょう。

まずは受験科目を確認

jyukennannnai_daisotsuteido_ippannsyoku.pdf (jinji.go.jp)

国家一般職の行政区分を例に挙げてみます。

行政区分の場合、一次試験は基礎能力試験(一般教養)+専門試験+論文二次試験は面接です。

都道府県庁にもこういった形式が多いですね。

他には特別区などの自治体でも採用されています。

なお、一次試験で専門科目や論文が課されない自治体もたまにあります。

そのような自治体では独自の学力試験を実施せず、外部のテストセンター形式とする場合もあります。

働きながら公務員を目指すのであれば、専門科目がない自治体の役場を目指すと勉強の負担を減らせます!

その分市役所は高倍率になる傾向があるのはネック。

受験先の倍率

受験先の倍率について、「国家公務員は安定しているから倍率高そう」「特別区は立地がいいから難しそう」といったイメージから競争率が高そうなイメージがありますが、実はそんなことはありません。

国家一般職と特別区の令和5年度採用倍率をみてみましょう。

https://www.jinji.go.jp/kisya/2308/daisotsutougoukaku.html
https://www.union.tokyo23city.lg.jp/jinji/jinjiiinkaitop/saiyoshiken/jisshijokyo/r5jisshijokyo/r4ichirui.html

国家一般職は3.2倍東京都特別区は2.5倍と意外と低倍率ですよね。

募集人数が多く、一般教養に加え専門科目もあることから倍率が控えめになっていると考えられます!

一方で、東京都西部の立川市の倍率はこちら

https://www.city.tachikawa.lg.jp/jinji/saiyousiken/jissijyoukyou.html

なんと倍率は16倍!

1次試験はテストセンター形式であり、採用案内に「公務員試験対策は不要」と記載されていることも理由の一つです。

働きながら受験するのであれば、高倍率覚悟で面接重視の自治体を選ぶのがおすすめです。

社会人採用と違いライバルは学生が多いため面接で差をつけられます!

【3か月~半年でも合格可能】働きながら公務員試験に合格を目指す戦略

働きながら公務員を目指すには戦略が非常に大切。

勉強時間では学生にはまず勝てないので、無理のない範囲で長期間勉強する必要があります。

ここからは、実際に私が立てたスケジュールをご紹介しながら働きながら公務員試験に合格するための戦略をご紹介します。

王道は1年以上の準備期間を確保

私は転勤がない公務員として働きたいという!理由から志望先選びを始めました。

そうすると選択肢は国家一般職、都道府県庁、特別区、市役所に絞られ、高倍率で博打になりやすい市役所の単願は避けようと国家一般職、特別区、市役所を受験することに決定。

都道府県庁も検討しましたが特別区と日程が被るため、倍率・受験者のレベルを考え特別区を受験することにしました。

受験を検討し始めたのが社会人1年目の2月ごろだったので、下記の通りのスケジュールを考えました。

社会人2年目夏~秋:一般教養のみで受けられる市役所を受験
社会人3年目春~夏:専門+一般教養の特別区・国家一般職を受験
社会人3年目夏~秋:↑で落ちた場合は市役所を受験

社会人2年目の夏~秋の市役所の試験に照準を合わせて一般教養の特に数的処理・空間把握を勉強しました。

落ち着き次第専門科目に本格的に手を付ける感じですね!

結果としては社会人2年目に受けた市役所に合格したため、それ以降の試験は受験しませんでした。

めっちゃ早く合格が決まったので拍子抜けでした笑

試行回数を増やせるのが働きながら受験するメリットです。

3か月~半年で合格を目指すなら「テストセンター形式」+「秋採用」

働きながら公務員を目指すならねらい目は 「テストセンター形式」+「秋採用」 です。

近年では面接を重視し筆記試験をテストセンターに任せる「テストセンター形式」の自治体があります。

上で紹介した立川市もテストセンター形式の自治体の一つですね!

テストセンターは比較的平易な問題が多数出題される形式なので、他の受験者と差がつきにくいといえます。

さらに、SPIに近いので新卒就活の際に対策した経験がある方はとっつきやすいのもポイント。

新しく専門科目を勉強したり、小論文の書き方を学ぶよりもかなり負担が軽いです!!

また、最近地方自治体でちらほら実施している「秋採用」もねらい目です。

多くの自治体では春~夏ごろに試験→次の年の4月から働くという流れの「春採用」が一般的。

しかし、一部の自治体で実施している「秋採用」では、 春~夏ごろに試験→その年の秋から働くという流れになります。

秋採用では試験を受けた年から働くことになるため大学4年生は受験することができないので、学生のライバルが不在の状態で受験することができます。

面接重視の採用としては社会人採用もありますが、こちらは年齢制限が緩和されているため高倍率になりがちです。

さらに、職務経験が豊富な社会人同士での枠の取り合いになるので面接に自信があっても厳しい戦いになることが予想されます。

具体例として東京都東大和市をみてみましょう。

https://www.city.higashiyamato.lg.jp/res/projects/default_project/_page/001/007/150/202304170903.pdf

4 月採用が約7.2倍、10月採用が約8.2倍と、春・秋で大きな差はない結果でした。

これなら、大学生のライバルが減る秋採用にチャレンジしたほうがチャンスは大きそうですね!

もし落ちたとしても数的処理・空間把握の勉強にはなるはずです。

次の年度に専門科目がある県庁や国家公務員を受験する際にも役立ちます。

金銭面の悩み…予備校は必要か

よくある悩みとしては、予備校に通う必要があるかというものがありますが、結論から言うと必須ではないと思います。

働きながら通うとなると終業後や休日に予備校で授業を受けることになりますが、急な残業や休日出勤で授業を休まざるを得なくなることが考えられますよね。

見逃し配信のようなサービスもありますが、それなら最初からオンライン講座にすればよくね?とも思います。

実際、私の実体験から言ってもとオンライン予備校はかなり便利。

私はスタディングのオンライン講座を受講していました。

時間に縛られず勉強できるだけではなく、参考書を持ち歩かなくて済むのがめちゃくちゃありがたかったです。

公務員試験の参考書で最もメジャーな「スーパー過去問ゼミ」、通称スー過去を手に取ったことがある方ならわかると思いますが辞書みたいに重くて分厚く、とてもではないですが持ち運ぶ気にはなれません。

また、隙間時間の勉強にもスマホさえあれば講義を見れるオンライン講座は便利です。

通勤中は勉強に充てられる貴重な時間です。ストレスなく勉強するためにもスマホで受講できるオンライン講座は重宝します。

満員電車でスー過去を開くのはちょっと無理かな、、

オンライン講座でも10~20万円は年間でかかりますが、受講する価値アリかと思います。

まとめ【半年で対策するならテストセンター形式の市役所一択】

いかがだったでしょうか。

働きながら公務員試験の対策をするのは全く無理ではないですし、戦略次第では3か月~半年の対策で合格をつかみ取ることもできます。

テストセンター形式+秋採用はねらい目です!

効率的に対策を進め、ぜひ合格をつかみ取ってください!

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