125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:17:59.56 ID:oCGalfLO0
嫁からしたら、旦那一家包みで自分を騙してたと思うよな。まぁ実際そうなんだけど。 
嫁からしたら旦那実家が信じられない状態だろうな… 
実際>>1はもう離婚してんだろ? 
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:33:43.62 ID:Ys3IYykl0
やっとここまで来ました。僕が一番書きたかった所です。 
遅筆で申し訳ないです。 
>>125 
離婚なんてしてないです。ま…まだ… 
嫁の事は大好きですから…
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:43:10.11 ID:Ys3IYykl0
カチャ。。 
玄関の音を静かに開ける。 
リビングから光が見える。 
ん?もしかしたら大丈夫かも!なんか心配しすぎたかもw 
となぜかここにきて楽観的になった俺は、あえて堂々とちょっと元気にリビングに突入することにした。 
「うぃーす。ちょっと実家に寄って帰ったら遅くなっちゃったよーw」 
嫁はテーブルに俯いて座っている。 
「ごめんね?遅くなって心配した?待っててくれ…た」 
その時、俺は信じたくないものをテーブルの上に見る。 
携帯だ!! 
しかもランプピカピカしてない!嘘!まずい!見られたよ!華琳様からメール見られた! 
エマージェンシー!エマージェンシー! 
「どこ行ってたの…?」 
「あ…え…その…実家って…」 
俺は平静を装いつつ携帯に手を伸ばした…その瞬間、 
パシンッ! 
ビンタされた。 
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:58:03.41 ID:Ys3IYykl0
キーン 
ちょっと耳に掛かってるビンタだった。 
耳痛い。昔おかんにビンタされた事を一瞬でなんか思い出した。 
嫁の顔が怖い。無表情で、人って本当に怒ると無表情になるんだなって思った。 
「誰?…はなりん…って?」 
鼻琳! 
はなりんじゃないよ。それはかりんって読むんだよ嫁。 
俺は鼻琳という新しいキャラクターが可笑しくて、だけどメールがバレたことが 
恐ろしくて、二つの相反する感情が混ざってしまい、不思議な顔をしていたと思う。 
「違うんだよ嫁…。落ち着いて話を聞いて欲しい…お願いだ。」 
泣きたかった。泣きたかったけど、俺の中で鼻琳というキャラクターが頭をよぎる。 
鼻がブツブツしてて、ちびまる子ちゃんのハマジみたいなキャラクターが 
俺の中では出来上がっていて、頭の中で暴れまくっている。 
「誰なのよ!…誰なのよぉ…うっ…うっ…」 
ついに泣き始める嫁。俺も申し訳ない気持ちでいっぱいなっている反面、嫁を愛おしいと 
思う気持ちも沸いていた。 
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:00:22.71 ID:Mmq1wEXxO
りんが読めてなんではなが読めないんだよww 
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:01:38.01 ID:eqqJB/Mq0
はなりんクソワロタwwwwwwwwwww 
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:02:26.31 ID:WWSmvFzRO
嫁かわいいな 
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:09:33.40 ID:Ys3IYykl0
「誰なのよぉ……鼻琳…ってえ…うっ…ぐすぅ…」 
ああ、可愛いな嫁。そして馬鹿だな。馬鹿だ嫁。 
ちょっと微笑ましく思い、油断していたら俺の中の鼻琳が 
「ヒャハハーっ!鼻パックで沢山とれたぜー!」 
と叫びだすもんだから、 
「プシッ」 
と俺は吹いてしまった… 
それが妻の逆鱗に触れてしまった。 
今思うと嫁のスイッチの入った音を本当に聞いた気がする。 
ピシッ… 
床のしなりかもしれないけど、そこから嫁が鬼の形相と化した。 
俺と鼻琳はヒョエ~!っとその変化にびびりまくった。 
「…ねぇ。私見たよ。携帯… 
今朝からそこに置いてあって、ピカピカしてたけど見なかったよ。」 
やばいやばい。まじでやばい。キレてる。身の危険を感じた。 
てゆうかこれで100%嫁は携帯を見た。と思った。 
鼻琳は包丁のありかの確認しとけ…とかアドバイスしてた。。 
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:12:31.59 ID:eqqJB/Mq0
はなりん可愛いなwwwwwww 
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:20:46.07 ID:Ys3IYykl0
「だけど…うっ…ズズーッ… 
夕方になっていつも帰ってくる時間になってメールがきたの…」 
だ…誰だ?俺は思った。そいつのせいで嫁は俺の携帯を見てしまったわけだ!糞!誰だ! 
「もしかしたら、家に居る私宛に、貴方が遅くなるって…会社のパソコンからメールしたかもしれないって…思って…」 
「ちょっとごめん…」 
俺は震える手で携帯を開いた。まず、新規メールのアイコンが無いから 
華琳のメールは確実に見られてる…。 
ここまで追い詰められてるのに、まだわずかな希望を信じていた楽観的な男である。 
そして受信ボックスを開いた瞬間、信じられないものを目にした。 
17:25 Form おかん 
subject またなんか届いてたわよ 
糞ぉぉおおおおおおおお!!!!!おかんかよぉおおおおお!!!!!氏ねぇええええええ!!! 
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:22:25.82 ID:OnVtDlYO0
おかんくっそわろたwwwwwwwwwwww 
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:35:26.50 ID:Ys3IYykl0
「…お義母さんからのメールでね。なんか届いたよって…」 
「けどね…」 
ああぁ…くる…爆発の波が来る…。 
鼻琳が工事の現場で被るような黄色のヘルメットを被って俺に警告してくる。 
…あと5秒…いやもうすぐに…爆発する…ぞ 
全身で感情の爆発の波を感じる。ビリビリする… 
「そのッメールのしたのっ!!新しいメールも見ちゃったのよおおおっっ!!!!!!!」 
カシッ!!!!!! 
携帯を取り上げられて、床に叩きつけられた。 
「なに!ねぇ!!なに!!!! 
何してるか分かってるの!?ねっ!全部嘘だったの!この人のっ今までのメールは 
何っ!なんなのぉお!? 
今まで何してたの!!!!!ねぇ!ねぇええええええええええええっ!!!!」」 
絶叫だった。胸を掴んでくる嫁は聞きたい事が色々ありすぎて、混乱しているようだった。 
怖かった。恐ろしかった。だけど、やっぱし愛しさも感じていた。 
こんなに怒るのは自分のことをそれだけ愛しているからだと。 
ここで嫁が最初に見た、俺が今朝に華琳アカウントで携帯に送ったメールを記載する。 
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:44:21.66 ID:2JtMPS2m0
>>178 
嫁が健気すぎて辛い 
てか修羅場すぎwwwwww 
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:41:42.66 ID:WWSmvFzRO
嫁まじかわいいな 
浮気もん死ねよ 
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:53:13.58 ID:Ys3IYykl0
From 華琳 
subject 今夜はうちに来なさい。絶対よ。 
本文  待ってるから… 
沢山虐めてあげるんだから。 
「今までっ…何…してたのよぉ…グズッ…う”ぅ”ぅ”う”ぅ”ううううう」 
嫁は錯乱していた。俺は急いで解決策を鼻琳と相談した。 
(どうしよう!?どうしよう!?)←俺 
とりあえず抱きしめるか?…いや待て!まだ誤解を解いてないのに抱きしめたらまたビンタされるぞ!←鼻琳 
(なら全部話せばいいのか!?) 
今までの華琳のメールも全部見られてるんだぞ!?全部話すの恥ずかしいぞwwwクヒヒ 
(しょうがないじゃないか!?だってそれが真実だろ!) 
じゃあオタク趣味も全部!! バラして!! 
(ウッ!) 
華琳というキャラクター!!恋姫というゲーム!!全て説明するのか?wwwwまじうけるwwww 
鼻琳との自問自答が続く。いつしか鼻琳は俺の姿になっていく。。 
鼻琳は俺だったんだ。 
華琳なんていない…。俺は…馬鹿だ…。 
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:57:12.22 ID:iv+Rm5NIO
>>185 
メールの内容と行動がうまいこといきすぎwwwwwww 
ほんとちゃいんちゃいんwww 
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:16:18.87 ID:Ys3IYykl0
「今日遅かったのも…今まで居たんでしょ!鼻りんさんと!…ねぇええ!!」 
胸をグイグイ掴んでくる。本気の力だ。 
以前、嫁とプロレスごっこ(比喩じゃなく本当のプロレス)とかした時、 
全然力が無くて、「お前力ねーなぁーw」なんて笑ってたけど、 
こんなに力強かったんだな。 
もう俺は決心した…。全てを嫁に打ち明けよう。秘密にしていた事を謝ろう。 
嘘をつき続けて居た事を謝ろう。土下座でもなんでもする。 
自分には心の弱い部分があった。それが鼻琳だ。 
恋姫無双の世界の住民になった気になり、現実から目を背けて作り出したもう一人の自分。 
もう終わりにしよう。大人になろう。そして嫁を愛そう。 
こんなに必死になって泣いてくれて、愛してくれているじゃないか。 
「嫁…その…」 
俺は土下座スタイルに入ろうとし、全てを説明しようとした。 
その時嫁が呟いた…。 
「そもそ…も…」 
ん?なんだ?全てを打ち明けようとしてるのに… 
「そもそも…… 
鼻りんって何人なのよぉぉぉッッッ!!!!!!!!!!」 
そこかーッ!! 
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:23:32.32 ID:Ys3IYykl0
何故嫁が華琳の事を日本人ではなく、外国人だと思ったのか…。 
それは華琳とメールをし始めた時の昔のメールを見たのだろう。。 
その内容は、日本に来てまだ慣れないわ。。文化が違くて… とか 
すごいわね。コレが話してくれた携帯なのね…。とか 
日本は便利ね。ここが貴方が生まれ育った国… とかだ。。 
語るも赤面な内容…。 
多分それも見たからだろうなー。とぼんやりと俺は思った。 
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:26:14.70 ID:W5EctEoc0
駄目だ、眠いのになぜか読んでしまう 
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:31:54.60 ID:Ys3IYykl0
みんなごめんね。 
もうちょっと続くんだ…。 
自分のことをこうやって文字に起こすの初めてなんだ。 
ちょっと面白くしようとして、そこかーッ!とかって書いたけど、 
つまんないね。 
けどそう思ったんだよ。そういえばそうだよなーってさ。 
中国人って設定で、しかも三国志の昔の偉人だもんなーって。 
現代だったら中国人でも携帯知ってるし、嫁は本当に混乱したんだろうなーって。 
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 04:02:35.90 ID:Ys3IYykl0
>>34で言及している通り嫁は実家へ帰りました。嫁母父と共に… 
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 04:11:15.73 ID:P7AHYK/v0
今月見たスレでは一番おもしろいかもしれない 
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 07:31:31.75 ID:Ys3IYykl0
>>195の続きです。 
違うんだ嫁。鼻琳は中国人だけど、偉人で本当はこの世には居ない存在なんだ。 
なんて言えるはずもなく、むしろそんな事言ったら頭がおかしいと思われる。 
そんなの嫌だ。 
俺は土下座スタイル入ろうとした中途半端な形で固まった。 
そんな何か考えてる俺のふざけた体勢?を見て嫁がついに激昂した…。 
嫁は本気で怒ると近くにある物を手当たりしだい投げる癖がある。 
まだ交際時代に、くだらない原因で喧嘩した時、嫁はでかい皿を俺に投げつけて 
その割れた破片で足を切ったというマヌケだ。 
テーブルの上のマグカップや可愛い動物の小物が俺に向かって容赦なく飛んでくる。痛い。スピード感が半端ない。 
「あぁああああああああああああああ!!!!!!!!」 
駄目だ。このままだと部屋の全てが壊される!バーサーカーだ!怖い怖い怖い怖い殺されるぅうううううううううううううう!!! 
「…っ嫁ぇ!聞いてくれ!」
浮気してないのに浮気バレた…
 名作まとめ
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