釣りのターゲットとして大人気なチヌやキビレ。
フカセ釣りやルアーでのチニングなど様々な釣り方で狙うことができますが、電車移動がメインの僕としてはとにかく手軽に釣りたい!というのが最優先事項。
そこで、東京湾でなるべく簡単な装備でチヌを釣る釣り方について僕の約2年間の研究結果をここにまとめます。
経験不足・知識不足の部分も多々あるかとは思いますが生暖かい目で見守ってください笑。
【前提条件】僕が考える「簡単な釣り方」の定義

「一番簡単な釣り方」を考えるにあたって、電車釣行民の僕は以下のポイントを重視しました。
- 釣り場到着から10分以内に釣り開始できる
- 都心に近いポイントで安定して釣果が得られる
- リュックと竿ケース1つの荷物に抑えられる
- なるべくお金がかからない
- 簡単にエサを確保できる(エサ釣りの場合)
準備と片付けが大変だと釣りに行くこと自体が億劫になっちゃうもん。
この条件から、ウキや撒き餌が必要になるフカセ釣りは候補から外れました。
フカセ釣りほど準備・片付けが大変でエサ代がかかる釣りはそうそうない(確信)。
ワームやポッパーを使用したチニングはできなくはないですが、隅田川エリアを中心とした都市部のポイントでは投げ釣り禁止の場所が多いのもネック。
シンプルなタックルで場所を選ばず戦える釣り方を考えた結果、白羽の矢が立ったのはヘチ釣りとテクトロでした。
「一番簡単な釣り方」と言いながら2つあるのは気にしないでください笑。
【夏~秋】ヘチ釣り

東京湾奥で夏から秋にチヌを釣るならヘチ釣り一択です。
というのも、とりわけ汽水域の隅田川河口にはチヌのエサとなるミジガイが大量に付着し、チヌがヘチ際に集中するから。
↓こういうちっちゃいムール貝みたいな貝です。
湾奥はミジガイが優占種となっている事実、外来種だが水質浄化作用があるだろう
— カヤック修行旅(けん) (@kayakpractice) August 23, 2023
繁殖した動物プランクトンを捕食し生態系バランスを整える
密集の内側にゴカイなどの生物が生息する
落ちた貝が水底につもり水深が浅くなり潮流改善
付着性かつ汽水性の貝なので表層の水質が良いところに生息できる pic.twitter.com/vO0NSX3l3x
ヘチを意識したチヌの目の前にミジガイやフジツボを落とすヘチ釣りは非常に理にかなった釣り方だといえます。
ラインにリーダーを結び、ガン玉をした針にエサをつけるだけというこの上ないほどシンプルな仕掛けなのが素晴らしいですね。
エサはミジガイかフジツボを護岸から引っぺがすだけなので、エサ代がかからないのもGOOD。釣具屋さんに足を運ばずとも簡単にエサを現地調達できます。
しかも、貝の口が開かないフジツボなら塩漬けにして冷凍庫で長期保存が可能なので、毎回エサを採取する必要はありません。フジツボはマジで神。
↓釣り餌の水分を抜くための塩にでも漬けとけば完璧です
ガチ勢からしたら卒倒ものかもしれないですが、ヘチ竿にリーダーと針をつけたままロッドケースにぶち込んで持ち歩いているので、エサとガン玉をつけるだけで釣りを開始できます。
若干リーダーがよれる気がしなくもないですが、夏から秋の活性が高い時期は問題なく釣れるからヨシ!
ポイントは夏場なら東京湾奥どこでも大丈夫です笑。
【冬~春】テクトロ

気温が下がるとチヌの活性が下がり、ヘチ釣りで目の前にエサを落としてもいまいち反応が悪くなります。
そうなると、いかに広範囲を探ってやる気があるチヌを探すかの勝負です。
広範囲を探るのに最適なのがテクトロ。
ヘチ際にルアーを落としてラインを出し、流れに逆らう方向にひたすら歩き続けるテクトロはシーバス狙いのイメージが強いですが、チヌにも効果覿面です。
ルアーをとにかくヘチ際に通せばいいので、ワームやポッパーでチヌを狙うよりかは簡単にチヌを釣るイメージをつかめるかと思います。
↓3月の乗っ込みシーズンには、50センチに迫るもう少しで「年無し」クラスのチヌを上げることができました。

こんなでかいチヌが隅田川でしかもルアーで釣れるとかテクトロやめられんくなる…。
ヘチ釣りがどうしても渋くなる冬でも、いい確率で1枚連れてきてくれるのでお気に入りの釣法です。
ルアーについては、ラパラのCD7だけあればOK。これが一番釣れます。あとは何もいりません。
ロストしやすいので5個ぐらい買っておきましょう。CD7を使わないのは舐めプです。
ポイントは隅田川とその支流がおすすめ。
潮通しがよい豊洲や若洲だと、海水の透明度が上がりすぎるのか海水温が下がりすぎるのか、夏場と比べて釣果が落ちる印象です。
↓2024~2025冬にテクトロをガチった記録です。
参考にした記事・動画など
1. スレてない魚は釣れる
— 🔰MORITA🔰 (@fishing_moritan) February 11, 2025
2. スレた魚の相手をするのは面倒くさい
3. 魚は居なければ釣る事が出来ない
これら3つの普遍の真理をクリアする事が出来る打率100%釣法
縛道の七十五 五柱鉄貫🙏⛓️ pic.twitter.com/PAESshaTNg
↑まだまだ実力不足ですがこれを心に刻んで釣りしてます!!
東京湾奥でアホみたいにチヌを釣りまくっている姿をSNSで拝見して衝撃を受けたのはいい思い出笑。
やる気がある魚を探す、釣果情報を追いかけるのではなく自分で仮説・検証を重ねるなど、釣りをするうえでの心構えを学ばせていただきました。
まとめ
チヌを可能な限り簡単かつお手軽に釣る方法をまとめてきましたが、参考になりましたでしょうか。
チヌ狙いのテクトロについては夏からいけるんじゃないかという仮説を持っていて、冬に試したところ思ったより成果があったので非常に満足しています。
ヘチ釣りの「スライダー釣法」なんかも夏になったら習得したいと思っていますので、もっと簡単にチヌを釣れるようになるべく修行していこうかと思います。
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