アレックス「ええっ!?君は日本人なのに Lucky Star を知らないのかい!?」
僕「Lucky Star?流れ星かなにかの事?それともタバコの銘柄かな?」
ア「オ~(ひたいを押さえる)まじかよ」
僕「僕なにか変なこと言った?」
ア「じゃあ今夜見せてあげるから部屋においでよ」
僕「オッケー」
※これがアレックスと僕の初めての会話でした
>>6
それについてはもう少しあとでかきます
※僕はアレックスと同じ寮に住んでいました
せっかく友達になれそうだったので、残り少なくなっていた日本のお菓子を両手に抱えて僕はアレックスの部屋を尋ねました
僕「アレックスきたよー」足でドアコンコン
ア「空いてるよー」
僕「手が塞がってて開けられないんだ」
ア「今行くねー」ガチャ
僕「やあ」
ア「ファッ○×△□!?なんてこった、animeでみたことあるお菓子がいっぱいじゃないか」
僕「……anime?」
ア「おお!これが本物のポッキー!ひょっとしてチョココロネもあったりする?」
僕「さすがにチョココロネはないけど……なぜにチョココロネ?」
ア「いや、いいんだ。さあ、入ってくれ」ヤフー!ポッキー
ポッキー(意味深)
アメリカ人と日本人の国と人種と性別という固定観念を越えた愛の始まり始まり
※アレックスの住んでるとこは今までみたことのないタイプの部屋でした
厳密に言えばネットでは見たことありましたが、まさかアメリカで目撃するとは思いもしない部屋だったのです
壁にはアニメキャラのポスターが貼られ、棚には見知った漫画やアニメDVDの英語版タイトルが整然と並び、
ガラスケースの中には僕の知らないかっこいいフィギュアがズラッと並んでいました
そう、アレックスの部屋は完全な「オタク部屋」だったのです
僕「と、とてもかっこいい部屋だね……」
>>13
失礼、かき忘れてました
僕はアメリカで大学生活を送ってました
ア「そうだろ!わかってくれるか!うれしいな!!これなんかはベラベラベラベラ」
僕「ちょっとまって、その早さの英語わかんないから、もっとゆっくりしゃべって」
ア「オゥ、ゴメンネ」
僕「わお、アレックスきみ日本語しゃべれるんだ」
ア「チョットダケ。日本のアニメを見ながら覚えたんだ」
僕「アレックスはアニメーションが好きなんだね」
ア「ノー!好きなのはアニメーションじゃなくてアニメだよ!」
僕「??」
>>18
そうだよ、アレックスめっちゃくちゃいい奴で、僕の文章力ではいい奴力を表現できる自信がない
※アレックスによると「anime」と言う言葉は「日本製のアニメ―ション」を意味しているとのこと。
同様に「manga」という言葉も「日本製のコミック」という意味だとのことです。
僕「ふーん。日本ではトムとジェリーのようなカートゥーンでも、ディズニー映画でも、全部ひっくるめてアニメっていっちゃうけどね」
ア「ノー!そんなのはアニメをインサルトしてるよ」
僕「インサルト?えっと意味は……侮辱する?過激なこと言うなぁww」
ア「それ電子辞書かい?すごいね、かっこいいね!」(スマホがまだ一般的じゃない時代でした)
僕「そんなにいい物でもないけど、まだこれがないとうまくコミュニケーションがとれないからね」
ア「そうなのか……なあ、英語なら教えてあげれるけど、どうだい?」
僕「え、どゆこと?」
ア「そのかわりシュウには日本語を教えて欲しいんだ」
僕「おーなるほどね、僕がアレックスに日本語を教える。その代わりに君が僕に英語を教えてくれると」
ア「そういうこと」
僕「それならさ、昼に言ってた『Lucky Star』の意味を教えてくれない?ずっと気になってて」
ア「いいよ、じゃあさっそく再生するね」ピッ
僕「ん?どういう ̄ ̄」
テレビ「『さぁ始まるザマスよ』『行くでガンス 』『フンガー』『まともに始めなさいよ』」
※らき☆すたのノンストップ上映が始まりました
※当時らき☆すたの存在は知っていた僕でしたが、連続で何話もアニメを見るということがなかったので
ア「いいかい、ここからのシーンが面白いんだ」
僕「うん……そうなんだ……zzz」
ア「起きろシュウ!寝ちゃダメだ」ガクガク
僕「アレックス、今夜はもう疲れた。寝かせてくれよ」
ア「ノー……ここからがいいところなのに」
僕「また明日も見に来るからさ」
ア「……オッケー。それじゃあいい夢を、シュウ」
僕「お休み。アレックスもいい夢を」
※こうして僕たちは友達になりました
映画とかの日本語吹き替えじゃ良く聞くけどさ
Have a nice dream みたいな感じなのかい?
>>32
まさにそれです。
日本だとキザっぽいですがアメリカではよく使いました
彼ら Have a nice ~って良く言ってるしなぁ
もうチョット格好良い言い方があるのかと思ってたよ
ア「シュウ、こんなこと言っていいかわかんないけど……」
僕「どうしたの?何でも言ってよ」
ア「……どうしてもチョココロネを食べてみたいんだ」
僕「ああ、らき☆すたの一話でやってた奴ね」
ア「そう!シュウはチョココロネをどうやって食べるの?」
僕「僕はお尻のほうからいっきにたべるかな」
ア「どっちがお尻?」
僕「太いほうだよ」
>>39
oh……
アウト!
ア「ああ、君はツカサと同じ考え方なんだね」
(ツカサはらき☆すたのキャラクター。コロネが貝殻のようだから細いほうが頭で太いほうがお尻だと考えている)
僕「うん、そうだよ……(チョコレートが溢れてくるからお尻みたいだなんてゼッタイ言えない)」
ア「あぁチョココロネ食べてみたいなー。どんな味がするのかなー。日本に行きたいなー」
僕「そんなに食べたいなら作ってあげようか?」
ア「ユー、シリアス?(マジで?)チョココロネ作れるの?!」
僕「うん、学校の授業で作ったことあるよ」
ア「おお~我が神よ!シュウと出会わせてくれたことに感謝します」
僕「そんな大袈裟な……あ、でもここオーブンないから作れないね」
ア( ゜Д゜)
>>43
貝殻じゃなくて芋虫と考えるとそっちが頭になるよね
>>47
いや、俺は貝殻的発想でそう考えていた
ドラクエでスライムつむりっているじゃん
あれのお陰で太い方に顔(頭)があるイメージを持っている
>>48
なるほどwww
向こうでは頭がTopでお尻がbottomだから感覚がちょっと違うかも
>>45
ないよ、少なくとも僕がアメリカにいたころはなかった
チョココロネは日本うまれの菓子パンです
>>47
マジかよ。チョココロネって日本生まれだったのか
>>50
僕も調べて驚きました
>>51
尻尾を千切ってチョコつけながら食べるんやで
>>51
漢ならどんなに大きくても一口で食え
>>51>>52
アレックスの同士だと見た
僕「ほら、このキットカットたべて元気出せよ」
ア「( ゜Д゜)」ムシャムシャ
僕「どう、気に入った?」
ア「なにこれ……すごくいい香り……」ムシャムシャ
僕「グリーンティーフレーバーのキットカットだよ」
ア「色もきれいで……こんなの初めて」ムシャムシャムハー
僕「あれ?こっちにもグリーンティーフレーバーのお菓子売ってるよね?アイスクリームとか」
ア「マジで?視界に入ってなかった」
僕「じゃあそのうちスーパー買いにいくか」
ア「よし、行こう!今すぐ行こう!」
僕「今すぐ?そんなに気に入ったのか。バスあるかな」
ア「車運転するから!ホラ行こう!ナウ!」
いやもちろん物臭の人もいるだろうけどさ
アレックスいいやつだわ
>>57
ほんとそのあたりが極端というかwww
日本と全然違う一面を見るのがほんとに楽しかったです
僕「アメリカは広くてどこ行くにも車が必要だよな」
ア「日本は違うの?」
僕「うちは近所にコンビニエンスストアーがあったし、自転車でちょっと行けば大概の物は買えたかな」
ア「便利なんだね。そういえばこっちでの買物はいつもどうしてるの?」
僕「バスに乗ってスーパーまで行ってる」
ア「ふーん。大変だね……。よかったら車だしてあげようか?」
僕「ほんとに?助かるよ!……でも迷惑じゃない?」
ア「こっちも買い物行くついでだしさ、問題ない」
僕「僕も運転を手伝えればいいんだけど」
ア「免許持ってないの?」
僕「日本のは持ってるけど国際免許にする時間がなかったんだ」
ア「へー。シューはスティック運転できる?」
僕「スティック?」
ア「ほら、ギアのついてる……オートマチックじゃない……」
僕「ああ、ミッションね」
ア「ミッション?」
僕「あれ……まさかミッション車って和製英語?」
※和製英語でした
ア「アニメ聞いててもたまに変な英語出てくるんだよね。面白いけどさwww」
僕「なんかごめん」
僕「ないなグリーンティーフレーバー」
ア (´・ω・`)ショボーン
僕「僕の勘違いだったかも。……ほら、晩ご飯おごるから元気出せよ」
ア「……それならさ、行ってみたいお店あるんだけどいい?」
僕「う……そんなに高級じゃなければな」
>>65
喜怒哀楽がはっきりしてるから、心を開きやすいというか……
僕が言ってること伝わるといいんだけど
ア「タダーッ(ジャジャーンの英語版)」
僕「おお、こんなところに日本食のお店があるのか」
ア「入ってみたかったけど一人じゃなかなか入る勇気がなくて。」
僕「なるほど。入ってみるか」
店「いらっしゃいませー」
僕「あれ、お店の人日本人なんだ」
店「2名様、カウンターでもよろしいですか?」
僕「はい」
店「ではこちらへどうぞー」
僕「……(どうしよう目の前に寿司握ってくれる職人がいる……カウンターってこう言う意味かよ……)
ア「どうかしたの?」
僕「大将、すいません……ここってカード使えますか?」
大「カード?使えますよッ!でもうちはリーズナブルだから気にしなくても大丈夫。ハイ、メニューです」
僕「あ、ほんとだ安い。いやぁ、こんな立派な席通されちゃってどうなることかと思いましたよ」
大「ハハハ。うちは私が趣味でやってるようなもんですからね、お安くしてありますよ」
僕「こんな素敵な店があるなんて、もっと早く知りたかったな」
大「お客さん、そこの大学の?」
僕「そうです」
大「それじゃあ今後ともごひいきにお願いします」
僕「ぜひそうさせてもらいますよ」
大「ところで……お連れさんほっといていいんですか?なんかポカンとしてますよ」
僕「あ、すいません。アレックスどうしたの?ぼーっとして」
ア「So cool……」
僕「へ?」
ア「なに今のやり取り。超カッコいいんだけど」
僕「いや、たいしたこと何も言ってないんだけどwww」
ア「それでもなんか日本映画のワンシーン見てるみたいだった」
僕「たしかにここの大将、ベテラン俳優のような風格があるね」
大「ハハ、二人とも嬉しいこと言ってくれるねぇ。今日は最高にうまい寿司握りますよ!」
僕「あぁ~幸せ……このカニ汁がまた、絶☆品……」ゴクゴク
ア「SUSHIってこんなにおいしかったんだ……」ボー
僕「ねえアレックス、どれが一番おいしかった?」
ア「ツナもおいしいし、サーモンも最高だった……でも一番のお気に入りは海老フライロールかな」
僕「(こんなとこまで来て海老フライロールかよwwwまあ、たしかにおいしかったけども)」
僕「そういえば大将、なんでアメリカの巻物は海苔が内側に巻いてあるの?」
大「こっちの人は見た目が黒いと警戒して食べないんですよ」
僕「ああ、なるほどー」
大「だからこんなふうに海苔を内側に巻いて派手にデコレーションするのがアメリカンスタイルなんです。はい、海老フライロールお待ちッ」
ア「イタダキマース」
僕「まだ食べるのかよwww」
アメリカ人のオタクはFPSやってるんだよ
奴ら戦争が大好きだからな
>>74
たしかにゲーム売り場にはそんなゲームが目白押しでしたね
でもアレックスはあまり興味がなかったみたい
むしろ純アメリカンオタクを毛嫌いしてたような気さえします
僕「あ!大将、これ二つください
大「はいよ」
ア「なに注文したの?」
僕「まあ、見てなって」
大「はい、お待ちどうっ」バチバチバチバチ
ア「なにこれ!?アイスクリームに花火刺さってるwwww」
僕「大将、これどういうこと?www」
大「ほんとは誕生日の人へのサービスなんですが、初めてきてくれた若い二人にサービスです」
ア「なんてファンタスティックなんだ(*´д`*)」
>>84
大将の作るいなり寿司は絶品だよ
この日は食べなかったけどアレックスも僕もかなりハマりました
いなり寿司は持ち帰りでも作ってくれたから学校のパーティーに持っていったほどです
続き早よ
>>92
ありがとう
早くかきたいけど、かきたいことありすぎて今少しテンパってマスwww
ア「ワオ!このアイスクリーム!!」
僕「そう、グリーンティーフレーバーだよ」
ア「オゥ……これぞッ……求めていた味!甘いのに、ディープで……もう……とろける」
僕「アレックスはホントにグリーンティーが気に入ったんだね」
ア「このレストランに来る理由がまたひとつ増えたよ」
僕「そういえばこのアイスクリームもひょっとしたらうちの姉ちゃんの会社の抹茶使ってるかも」
ア「ええ!?どういうこと!?」
僕「うちの姉ちゃんが抹茶の会社に勤めててさ、お菓子メーカーにも抹茶おろしてるんだって」
ア「シューのお姉さんすごいな!こんなおいしいもの作ってるのか!!」
僕「もし日本に来るようなことがあればうちにおいでよ。抹茶のお菓子いっぱいごちそうするから」
ア「まじでか!?あ、日本に行ったらチョココロネ、チョココロネも食べれる!?」
僕「ああ、好きなだけ食べれるよwww」
ア「フォォォオオオオオオ!!!!」
>>94
抹茶アイスで喜ぶアレックスかわいい
コーヒーゼリーとかも食わせてみよう
>>95
コーヒーゼリーのエピソードもあるけど、今日中には辿り着けなさそう
ゆっくり書いていくつもりなのでまた機会があったらスレ覗いてください
>>96
アレックスも喜びます
帰りの車の中
ア「ゴチソウサマデシタ」
僕「いえいえ」
ア「うーん……何かシュウに食べさせてあげたいけど、シュウはアメリカの食べ物嫌いじゃない?」
僕「ん?嫌いじゃないよ。最近はクリームチーズとスモークサーモンを挟んだベーグルがお気に入りだし。あとクラムチャウダーも」
ア「それはよかった。なんとなく外国人はアメリカの料理嫌いだと思ってた」
僕「スーパーサイズミーとか見るとさすがにビビるけどねwwww」
ア「あ、あれは一部のアメリカ人だけだから……単なるジョークみたいなものだから」
僕「ハハハ、わかってるって」
ア「そうだ、そのうち話題のバーガーショップに連れて行ってあげるよ」
僕「スーパーサイズはノーサンキューだよ」
ア「まあ楽しみにしててよ、Hahaha」
※こうして僕たちは一緒にアニメを見たり、晩ご飯を食べたり、お互いの言葉を教えあうようになったのでした
>>104
イメージ崩してスマないが、陽気な金髪碧眼の白人です
ア「シュウおはよう!」
僕「おはようアレックス。君がスクールバス乗ってくるなんて珍しいね」
ア「普段は車で行くんだけどシュウと話がしたかったからさ」
僕「よく照れずにそういうこと言えるね。さすがはアメリカ人というか」
ア「日本人は違うの?」
僕「うーん、アメリカ人と比べるとだいぶシャイかもしれないね」
ア「ところでシュウ、今日はパーティーでも行くの?」
僕「行かないよ。なんで?」
ア「いやー、なんだか気張った格好してるからさ」
僕「え?単にスーツ来てるだけだよ」
ア「日本ではそういう格好がスタンダードなの?」
僕「そういうわけじゃないけど……かっこいいかなって……思って……」
ア「あはは、かっこいいかっこいいwww」
僕「///」
ア「でも変な噂がたってるよ」
僕「噂?」
ア「シュウは日本の大資産家の息子で毎晩パーティーに参加するので忙しいんだって」
僕「なんぞそれ!?」
>>108
みんなの中にいろんなイメージのアレックスがいると思ったらなんか面白い!
毎晩パーティー……
ウホッ
>>111
向こうの学生がスーツで決めるのはパーティーがあるときくらいのもんらしいです
今思い出しても赤面
ア「じゃあシュウは一般家庭の息子でこの学校にはバイトで貯めたお金と家族の支援、奨学金で通ってるんだ」
僕「そういうこと」
ア「いつもスーツを着てるのはスーツがすきだから、だよね」
僕「///」
ア「じゃあ資産家って噂は否定していいんだね」
僕「イエス、プリーズ……orz」
ア「ハハハ、おちこむなよ。カッコいいとは思うよ。でもキャンパスに着ていくには不釣り合いかな」
僕「ああ、これがTPOをわきまえるってことなんだな」
ア「TPO?」
僕「Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字だけど、聞いたことない?」
ア「ないね」
僕「ひょっとしてこれも和製英語?」
※和製英語でした
僕「でも他に服ってあんまり持ってないんだよね」
ア「ジャージかしてあげようか?」
僕「いや、さすがにそれはまずいって」
ア「そう?じゃあ今日のクラスが終わったら一緒に服を買いに行かない?」
僕「いいね!……ありがとう。アレックスはいつも僕を助けてくれるな」
ア「なんてことないさ。それじゃあクラス終わったら連絡してね」
僕「あれ?アレックスまたあったねwww」
ア「今日はカフェテリアで食べようと思って」
僕「一緒に食べない」
ア「ああ、いいね!」
ア「ここのカフェテリアはバーガーキングもついてるし、なかなかいいね」
僕「ここに関しては僕のほうがセンパイだね」
ア「オオ、センパイ!シューセンパイ」
僕「アレックスのたまにでるカタコト日本語大好きだわwww」
ア「ん?シュー、大丈夫?顔が緑色だよ」
僕「ああ、ちょっとイヤな物見ちゃった」
ア「イヤな物?」
僕「ホラ2階席にびあんカップルがいるだろ?」
ア「ああ、有名なカップルだね」
僕「奴らが濃厚なキスをかわしてたんだよ」
ア「Oh…」
僕「美男×美女、あるいは美女×美女ならまだわかるよ、絵になる」
ア「うんうん」
僕「でも合計300キロオーバーカップルはだめだろ……」
ア「同じアメリカ人として申し訳なく思うよ」
>>128
ヒェッ….
>>128
えぇ・・・・
>>128
綺麗なのを想像してしてたのに・・・
ア「でも抗議はしないほうがいいだろうね」
僕「僻んでると思われたくないしな」
ア「そうじゃなくて、彼女たちがびあんだから」
僕「どゆこと?」
ア「もしシューが『交響の場でキスなんて辞めろ』と言ったとするよ」
僕「うん」
ア「するとその言葉は彼女たちを批判するわけじゃなく、ホ●を全員敵に回すんだ」
僕「ええ!?」
ア「この州では同性婚が認められてるからね。その辺りをつつくと厄介なことになるよ」
僕「じゃあさっき僕が言ってたこともまずいかな」
ア「大声で言ったらまずいかもしれないけど、あの程度なら大丈夫」
僕「ほっ」
ア「それにみんなアイツらのこと嫌がってるしね」
僕「アレックスにそんなこと言わせるなんてよっぽどだな」
ア「まったく、他の同性愛者に同情するよ」
確かアメリカって州ごとに法律が違うんだよね
>>134
うん、そのとおり
僕のいってたマサチューセッツ州は同性婚が認められてたから、大勢の同性カップルがいたよ
ア「それじゃあクラス終わったら迎えにいくよ」
僕「Have a good day!(よい一日を)」
ア「ヘイシュウ、その言い方は間違ってるよ」
僕「どこが間違ってるの?」
ア「dayは午前って意味だからね」
僕「じゃあ、Have a good afternoon.(よい午後を)?」
ア「ハハハ、ホントはHave a good dayでオッケーだよ。単なるジョークさ」
僕「なんだよもーwwww」
ア「よかった元気出たみたいだね」
僕「あ」
ア「See you soon ノシ」
laterはどういう時に使うんだろう
>>137
僕も同じ疑問を持ったけど、あまり難しく考えないほうがいいって結論にいたったwww
どんな時でもsoonもlaterもどちらでもおk
>>138
言い回しの違いみたいなものなのかね?
>>138
ほう、なるほど
勉強になったよ、ありがとう
学校から車で30分のショッピングモール
僕「あれ?ここってちょっと高級なブランドのお店じゃない?大丈夫?」
ア「高級?何言ってるの?ここは庶民向けの服屋だよ」
僕「へぇ~。日本ではちょっといい感じのブランドなのに、アメリカではユニクロ感覚なのか」
ア「ユニクロ?そんな高級ブランドといっしょにしちゃダメだよ」
僕「へ?」
ア「ん?」
※当時アメリカではユニクロは舶来の高級ブランドというイメージがあったようです
同じようにアメリカの一般向けブランドが日本では高級だったんですね。名前忘れたけど。
僕「ほんとに……こんなスウェットで授業受けていいのか?」
ア「シュウのクラスメイトはスウェットはいてないの?」
僕「たしかにスウェット、ジャージ、サンダル履き、なんでもありだけど」
ア「それがふつうの大学生だよ。もっともパーティーなんかがあると、みんなものすごくオシャレするけどね」
僕「なるほどな~」
ア「これがアメリカンTPOだよ」
僕「///」
僕「あんまり気に入るのがないな~」
ア「そりゃあいつもあんな格好してたら、とってもラフに見えるだろうねwww」
僕「あんまりからかわないでくれよアレックス」
ア「単なるジョークさ。あ、そうだ、気にいるのなければもう一件見に行かない?」
僕「いいよ。どこにでも連れて行ってくれ」
>>151
アメリカの州立大学に通ってました
>>152
友達何人くらいいた?
>>153
今も連絡とってる子は数人だけど、当時はいろんなコミュニティにかなりの数の友人がいました
>>155
他のシュウに行くことがあまりないからわからなかったけど翻訳された漫画を読んでるとかなり方言はあるようです
>>157
いました。それもたくさんwww
イメージ通り黒人さんがヒップホップ大好きでしたね
時折寮の駐車場にでかいスピーカーを摘んだアメ車で乗り入れて大音量でヒップホップ流してました
ア「ついたよ~」
僕「って、ここ学校の購買じゃん」
ア「シュウもここで教科書買っただろ」
僕「あのころは右も左もわからなかったけどね」
ア「ここの奥に……ほら、服売り場があるんだ」
僕「広いとは思ってたけど何でも売ってるんだなぁ」
ア「ほら、ここのスウェット、学校名が書いてあるだろ?」
僕「ほんとだ!これも、あのシャツも、みんな学校名が書いてある。どんだけ愛校精神豊富なんだよwww」
ア「よかったらおそろいで何か買わないかい?」
僕「アレックスがそういうなら、君に全部任せるよ」
※結局紺色のスウェットにオレンジ色で学校名が書いてあるスウェットなど、学校用にいくつか買いました。
今でも部屋着に使っています
お勉強タイム
ア「やあシュウ!最近、どう?」 ’Hi, Shu! What’s up?’
僕「特には。そっちは?」 ‘Not so much. You?’
ア「変わりないよ」’The usual’
※アメリカに行って最初に苦労したのがこの挨拶 What’s up?でした。
今でこそ学校の教科書に取り上げられるようになったので有名になりましたが
僕がアメリカに行った当時は「ハロー、ハウアーユ?アイムファインサンキュー」
が教科書にのっている挨拶だったのです。
ア「ところで君は夏休みのロングヴァケーションをどう過ごすんだい?日本に帰る?」
僕「日本に帰るにも金がかかるし、今年は寮でアニメでも見るさ」
ア「何言ってんだよシュー!夏休みは寮あいてないよ!」
僕「え、シリアス?」
ア「留学生はアパート借りたりどこかにホームステイするって聞いたけど……」
僕「……やばいよやばいよ……」
ア「何も知らなかったんだね」
僕「なぁ、アレックス。アパート探しつきあってくれないか?」
ア「もちろんだよ。あ、でもその前に」
僕「ん?」
ア「ひとつ当てがあるからちょっと電話してくるねー」
昔はLike a NY wayって言われたもんだが
>>166
それは知りませんでした
アメリカの広い地域で使われてると思ったけどどうなんだろう
>>167
ア「シュー、君の住む場所確保したよー」
僕「早!いったい何したの?」
ア「両親に電話したんだ」
僕「ん?それってつまり……」
ア「シューはこれから新学期まで我が家にホームステイします」
>>169
当たったよWWWWWWW
※大学の寮を追い出されることになった僕は、急遽友達のアレックスの実家にホームステイすることになりました。
僕「部屋片付けまで手伝ってもらってありがとう、アレックス」
ア「なんてことないよ」ガサゴソ
僕「あ、あんまりそのへんさわらないで」
ア「あー!ハンター×ハンターの原書発見!」
僕「そういえばアレックスの部屋に翻訳版置いてあるよね」
ア「……」
僕「ん?アレックス?」
ア「……」
僕「ハロー!!!!」
ア「なに?どしたの!?」キョロキョロ
※片付け中マンガに夢中になってしまう現象は日米共通のようです
僕「アレックス、君はよっぽどハンタ×ハンター好きなんだね」
ア「うん、クラピカ大好き」
僕「どう、日本語読める?」
ア「ひらがななら少しだけ……。でも内容暗記してるから何言ってるかわかるよ」
僕「どんだけ読み込んでるんだよwww」
ア「ひとつ言わせてもらえるなら、もっと作者がハイペースで描いてくれるとさらにいいんだけどね」
僕「あーwww そんなときに使える日本語あるけど知りたい?
ア「うん」
僕「後に続いて言ってね「トガシ シゴト シロ」
ア「トガシ シゴト シロ?……どうゆう意味?」
僕「Togashi, do your work!って意味さ」
ア「ハハハ、確かに。彼のworks(作品)はとても好きなんだけどなー」
僕「幽々白書とか?こっちでも漫画出てるの?それともアニメで?」
ア「ええっと……」
僕「?」
ア「シュウ、シゴト、シロ。……あってる?」
僕「あってるけwwどwwもwww」
1はアメリカ行く前から英語喋れたの?
>>188
中学の頃地域のオーストラリア研修に参加して以来英語の勉強を頑張ってきました
僕「今日はアレックスのお父さんが迎えにきてくれるの?」
ア「そうだよ。お父さんちょっとシャイだけど、なれれば面白い人だから」
僕「オッケー。3ヶ月もあるんだし仲良くなれるといいな」
ア「ふう、これでシュウの部屋の荷物は終わりだね」
僕「じゃあ次はアレックスの部屋だな」
ア「ノー。恥ずかしいからやめて」
僕「アレックスでも恥ずかしいって思うことがあるんだなwww」
ア「シュウの目にはどんな風に映ってるんだか……」
僕「じゃあ梱包終わった荷物を外まで持ってくよ」
ア「よろしくね」
※しばらくしてでっかいバンに乗って渋い白人男性がやってきました。
ア「シュウ、これがお父さんのボブ。お父さん、こちらが電話で話したシュウ」
僕「ナイストゥーミーチュー」手を差し出す
ボ「……」無言で握手。痛い
ア「ヘイお父さん、なんで黙ってるの?」
ボ「アレックス、おまえ……電話でカワイイ日本人を泊めたいって言ってなかったか?」
ア「うん。かわいいでしょ?」
ボ「男子じゃんか!」
※どうやらアレックスは僕の性別を伝え忘れていたようです
ア「別に男でも女でも問題ないでしょ。それともお父さんは女の子が来るの楽しみにしてたの?」
ボ「いや、そういうわけじゃないが……キャシーやレベッカが何て言うか……」
ア「問題ないよ、シュウはほんとにいい奴だから」
僕「アレックス、キャシーとレベッカって誰?」
ア「キャシーがお母さんで、レベッカが妹。10歳だよ」
僕「へー妹がいるのか。うん、なんとなくそんな感じがするね」
ア「シュウは小ちゃい子好き?」
僕「うん、好きだよ」
ボ「うちの娘に手を出したらどうなるか……」
ア「お父さん、恥かかせないでね」(#^ω^)ビキビキ
※車で何時間もかけてアメリカ内陸へと進みました
ア「さあ、ついたよシュウ、我が家へようこそ!」
僕「家って……周り一面草原なんですけど……」
ア「うん、うちの牧場なんだ」
僕「へぇ~、あ!あっちのほうに馬が見える!あれもアレックスのうちの牧場?」
ア「あれもというか……見える範囲は全部うちの牧場だよ」
僕「……What?」
※さらに車で10分以上走りアレックスの実家につきました
僕「なんちゅう豪邸だよ……(日本語)」
ア「そんなところで止まってないで、さあ中に入りなよ」
僕「おじゃましまーす(日本語)」
ア「……シュウ?さっきからなんで日本語離してるの?」
僕「びっくりしすぎて英語忘れてたよ。なんだよこの豪邸は」
ア「緊張してる?ただでかいだけだからさ、リラックスしなよwww」
僕(大資産家の噂流されるべきはおまえやないか~い)
※調度品の雰囲気がよすぎておもわずヒゲ男爵でつっこんでいました。心の中で。
キャシー「アレックスお帰りなさい」
ア「ただいまマム」熱烈なハグをかわす二人
キ「それであなたが……あら」
ア「こちらがシュウだよ」
僕「初めまして」
キ「……フフ。自分の家だと思ってくつろいでいってくださいね」
※キャシーは疑問に思っただろうにすべてを飲み込んで歓迎してくれました。その心の広さ、牧場級
レベッカ「マム……お客様どこ?」
キ「レベッカ、こちらがお客様の、何て言ったかしら」
僕「ハローレベッカ。僕はシュウだよ」
レ((;゚Д゚)Man……?
ア「レベッカただいま」
レ「アレーーーーーーーックス」ヒシッ
※レベッカはアレックスに抱きついたままなかなかこっちを見てくれませんでした(´・ω・`)
キ「レベッカ、シュウにプレゼントがあるんでしょ」
レ「ノー」ヒシッ
キ「オゥ、レベッカ……この子ね、シュウが来てくれるからってクッキー焼いたのよ」
ア「へーすごいなレベッカ。見せてくれるかい?」
レ「ん……」ゴソッ
ア「(は・や・く・受・け・取・れ)」
僕「ありがとうレベッカ」
ア「(食・べ・ろ)」
※丁寧に包み紙をはぐ僕。それを見てどこかへ駆けていってしまうレベッカ
ア「あーあ」
ア「なんでそんなに丁寧に破いてんの?」
僕「え、なんかダメだった?」
ア「あのねー、アメリカではプレゼントを受け取ったら包装紙を破って開けるの」
僕「そんなルールが!?」
ア「そうすることで『はやく中身が見たい』って気持ちをアピールするんだよ」
僕「あーやっちゃった……どうしよう」
キ「ねえ、シュウ。あなたアレできるかしら?」
僕「アレ?」
コンコン
僕「レベッカ、クッキー食べたよとってもおいしかった」
レ「……」
僕「それでね、僕からもレベッカにプレゼントがあるんだ」
レ「……プレゼン?」
僕「出てきてくれるかい?」
レ ドア|ω・`)チラッ
僕「バラのプレゼントだよ」
※ピンク色の包装紙で作った折りバラを差し出す僕。
それが先ほどの包装紙だと気付いた瞬間目を輝かせるレベッカ
レ「ヾ(*´∀`*)ノフォォォォオオオオオオオ!!マミーーーーー!!」
※僕の手からバラをひったくってレベッカはキャシーのところにすっ飛んでいきました
>>225
もうかわい過ぎてかわい過ぎて……
あんな娘が欲しい
>>228
このサイトで折り方覚えました
アメリカ人と仲良くなるのに折り紙ほど手軽で効果的な物は他にないです
http://www.fukuyama-th.hiroshima-c.ed.jp/link/oribara/
>>229
ほう!良いサイトありがとう
保存した!
4連までは作れる
>>231
それは凄い
>>232
結構簡単だよ。
折り紙を十字に切って端だけ残して、あとは普通に鶴折るだけ
キ「ほら、レベッカ。言うことがあるんでしょ」
レ「プレゼントありがとう」
僕「どういたしまして」
レ「あ、あのね、シュウ」
僕「?」
レ「イラッシャイマセ、ワタシハ レベッカ デス。 ナカヨクシテクダサイ」
僕(な、なんだこの感情は……!?これはもしや……父性?)
※そのとき本物のお父さんは僕を睨みながら貧乏揺すりしてました
>>235
小さい子の英語って可愛いんだってね
日本の女の子が使うのは幼児の英語だから可愛いってイギリスの人が言ってた
>>237
思うに、片仮名のところは日本語だったんじゃないか?
>>239
あ、、そうか!
なお可愛いね~
>>239>>240
カタカナのところはカタコト日本語だと思っていただければ幸いです
頑張って日本語練習したのかと思ったらもうキュンキュンしてたまらなかった
レ「ねえシュウ!ほかには?何が作れる?」
僕「鶴とか鹿とか……」
レ「(゚∀゚)シカ!!」
ア「レベッカ、シュウは荷物を片付けなきゃ行けないから」
レ「(´・ω・`)シカァ……」
僕「あとで一緒に作ろうね」
レ「うん!」
可愛すぎるwww
ア「マム、シュウの部屋はどこ?」
キ「トムが使ってた部屋よ」
ア「じゃあレベッカの隣り部屋だね」
ボ「な、なあ、シュウ。なれない家族の中で急に一緒にクラスのは緊張するんじゃないか」
僕「え、まあ、はい(主にあなたのおかげで)」
ボ「そこでどうだろう、今は使ってない離れに住んでもらうというのは」
ア「離れ?そんなのあったっけ?」
ボ「ほらあっちに200ヤードほど行ったところにある……」
ア「それ資材小屋じゃないか!シュウ、こっちだよ」
ボ(´・ω・`)だって心配なんやもん……
本当にアメリカの娘を持つ父ちゃんって感じで
ア「ごめんね、うちのファッキンオヤジが」
僕「そんなこと言っちゃダメだよ。娘思いのいいお父さんじゃないか」
ア「うん、まあそうなんだけどね」
僕「それにしても、こんな広い部屋ホントに使っていいの?」
ア「もともとトムが使ってた部屋だけど、使う人がいなくなって久しいし、ちょうどいいよ」
僕「ねえ、そのトムってだれ?」
ア「アニキ、もういなくなっちゃったけど……」
僕「それは……なんというか……」
ア「あ、別に死んだわけじゃないよ!今はエジプトかどこかで働いてるはずだから」
僕「すごい兄ちゃんだな……」
>>253
That’s too badかな
>>254
日本と雰囲気が全然違うな教えてくれてありがとう
ア「さあ、これでシュウの分は片付いたね」
僕「じゃあ次はアレックスの荷物だな」
ア「いいよ、自分の分はじぶんでやるって」
僕「遠慮するなよ、日本人じゃあるまいし」
ア「えー、心は日本人だよ。機会があればいつか日本人になりたいくらいさ」
僕「じゃあ日本人が義理堅いの知ってるよね?」
ア「ああwwwそれじゃあ手伝ってくれるかい?」
僕「おお、なんて部屋だ……」
ア「すごいでしょ」
僕「寮のコレクションは一部にすぎなかったんだねぇ」
ア「小さいころから好きでいろいろあつめてたからね」
僕「おお、ビデオテープか……ドラゴンボール、セーラームーンそれにポケモン……」
ア「すり切れるまで何度も見返してた」
僕「日本のアニメをここまで愛してくれるのは、なんか嬉しいな」
ア「ほんとにそう思う?」
僕「うん、愛されてるアニメを誇らしく思うし、アニメを愛してくれる人たちとならきっと仲良くできると思うね」
ア「(´;Д;`)オ……オウッ……グフウッ」ガシッ
僕「どどど、どうしたアレックス!?大丈夫か?」
※泣きじゃくるアレックスに猛烈にハグされて戸惑ってしまいました
僕「……おちついた?」背中ぽんぽん
ア「(ノω;`)うん、ありがとう」
僕「いったいどうしたの?話きくよ?」
ア「……シュウはさ、『スクールカースト』って知ってる?」
僕「なんだっけ?スポーツ選手が学校のトップで、ガリ勉が下?のような。アメリカのドラマでよくあるやつだろ?」
ア「うん、でもあれはドラマの中だけじゃないんだよ。実際にみんなあのカーストに組み込まれるんだ」
僕「そうなのか」
※ここからアレックスのスクールカーストの説明が始まるんだけど要約してかきますね
まず、カーストのトップは男ならアメフトなんかのスポーツ選手
女ならそれを応援するチアリーダー
次の階層にいるのがトップの子分たち
その次がいわゆる文科系の人たち
合唱をテーマにしたアメリカンドラマが一時期流行ったけど彼らの基本的な階層はここ
その次がいわゆるオタクやガリ勉
そして最下層にいじめられっこがいる
オタクやガリ勉はこの最下層に組み込まれることも少なくない
以上、簡単にだけど。
僕「それじゃあアレックスも下のほうのカーストに組み込まれて……」
ア「違うんだ」
僕「え?」
ア「うちがお金持ちなのはみんな知ってたからさ、自然とカーストのトップにいたんだよ」
僕「オタクなのに?」
ア「……小さいころはアニメが好きだっていっても誰も何も言わなかった
みんなドラゴンボールやセーラームーンのマネしてたしね」
僕「あー、やったやった。僕もかめはめ波の練習してた」
ア「見てみたいなそれー」
僕「やらないよ。それで?」
ア「……大きくなるに従ってほとんどの子はアニメの話をしなくなるし
うちはお父さんがゴリゴリのアメリカ人だから、カーストのトップが取れるように昔から教育されていて……」
僕「いつのまにかトップになってた?」
ア「オタク趣味を隠したまま、ね」
帝王学でも学んでいたのか
>>285
帝王学というよりは、学校内でトップに立つ方法らしい
高い身体能力とコミュ力がポイントっぽい
ア「それでもトップでいることはやっぱり気持ち良くてさ、オシャレして、子分引き連れて……」
僕「今のアレックスからは全然考えられないな」
ア「だろうね。なんていえばいいかな……、うん、完全に自分に酔ってた」
ア「オタク趣味さえ隠しておけばいい思いができた」
ア「取り巻きたちがいじめをやってたんだけど見て見ないふりしてた」
僕「……」
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