ゲーセンで出会った不思議な子の話

名作まとめ



クリスマスイブもクリスマスも行った。
クリスマスは、まだなんとか調子がよくて、少しは話すことができた。

正念場だった。俺はストレス性の胃炎に何回かなった。



554:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:33:12.33 ID:PQVzt6CC0



やめてくれ,,,,,,


556:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:34:07.57 ID:3YzCxcUB0



あうう、神様・・・・・・・・・


558:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:35:09.19 ID:MnJM/s69O



奇跡を、奇跡を…!!


559: 忍法帖【Lv=24,xxxPT】:2012/01/18(水) 02:35:29.75 ID:W5VM0uND0



こういう、辛いことや悲しいことが起こる時に命って光り輝くんだなぁ、、、


560:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 02:35:59.08 ID:VEa4UjXG0


年が明けた。
これほど世間の「あけおめ」ムードが恨めしかったことはない。
浮かれている人々が、すごく憎たらしく感じた。

この頃から、俺は彼女の両親とも連絡をより密にとるようにした。
そろそろ、いつ何が起こるか分からない状態、にまで来ていた。

そう、いざそういう状態になってからは、状況はみるみるうちに進展していった。
昨日までの状態が、次の日になれば嘘みたいになっていることも、ありうる。



561:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:36:30.32 ID:jlubkleX0



神様ひでぇよ…(。・ω・。)


563:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:37:34.09 ID:wBa3Kpcn0



すごく胸が痛い・・・・・・


568:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 02:40:33.18 ID:VEa4UjXG0


俺はこの頃から、彼女との話せる時間を本当に、本当に、大切にした。
弱った彼女を見るのは辛かった。けど、優しく、笑顔で、話しかけた。

俺は今までも、楽しかった日のことは決して忘れないように日記にしたためていたが、
この頃から彼女の写真や映像もより積極的に撮るようにしていた。



571:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 02:45:24.83 ID:VEa4UjXG0


刻一刻と、命の火が燃えていく気がした。
俺は、今、自分が何をしているのか分からなくて、
どうしようもなく辛くなるときもあったが、病室に行って彼女の顔を見て
どうにか耐えていた。
彼女の両親との協力は、不可欠だった。

しばらくすると、彼女はとうとう個室に移った。



573:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:45:28.42 ID:3YzCxcUB0



彼女の彼氏が>>1で良かったと心底思うよ。。。


575:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 02:53:12.71 ID:VEa4UjXG0


病室に座る。
俺と、彼女だけ。

俺は優しく語りかける。
「今日は寒いね。」
「最近スパ4強くなったんだ俺ー」
「今度画材屋行こうと思うんだけど、何か欲しい?」
「俺はね、水彩色鉛筆がしたくて…」

返事が返ってこない日のほうが多かった。
たまに、すごくゆっくりだけど、答えてきたり、
自分から話そうとすることもあった。



577:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:56:17.27 ID:W8UbBmSj0


>>575
がんばれ彼女。


576:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:55:09.88 ID:jlubkleX0



辛すぎる…


579:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 02:57:47.25 ID:VEa4UjXG0


彼女の両親と、俺で、彼女を見守る。

彼女は俺に言った。
彼女「富澤…いるの…?」
俺「いるよ!俺はここにいるよ!」

彼女は少し笑みをこぼしてみせた。

彼女「あのね…。少しだけね…言いたいの…。」
俺「ゆっくりでいいんだよ、俺は、ずっと、ずっと、そばにいるんだから。」

彼女「いつもね…一緒に…いてくれた…人…」
俺「うん、うん。」
俺は半泣きだった。
彼女の両親も、泣き出していた。



580:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:58:45.57 ID:PyqpFDjX0



涙が溢れてきた


581:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 02:59:45.24 ID:/4ekVXGZ0



もはや釣りであって欲しいとすら思うレベル


583:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:01:05.30 ID:szJSk2LX0



うわぁぁぁぁ!!
神様ー!!どうか>>1を幸せにしてー!


599:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 03:11:38.26 ID:VEa4UjXG0


彼女「富澤は…わたしの…大切な人…」
俺「うん、俺も、吹石が大切だよ…」

彼女「わたしが…いなくなっても…富澤はきっと…しあわせに…なってね…」
俺「違うんだよ!!吹石も一緒に幸せになるんだよ、ずっと一緒なんだから!」

彼女は少し笑みを含んで、
彼女「こんなわたしを…大切に想ってくれて…ありがとう…ありがと…」
俺「うん、うん。」

彼女「わたしは…だいじょうぶ…たのしかった…」

彼女はゆっくりだけど、確かに、俺にそう伝えると、
そのあとお母さんやお父さんに懸命に、話していた。
俺は、泣きすぎた。
その日だけで一年分くらいの量の涙を流したかもしれない。



602:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:12:54.18 ID:9c4eEsQt0



切ない・・・


606:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:14:00.21 ID:3YzCxcUB0



怒らないから嘘だと言ってくれ・・・


608:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:14:39.39 ID:p1GDdYAK0



サヨナラのかわりに花束を


614:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:16:14.17 ID:0jioi2tK0



もう涙が・・・


618:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 03:18:01.04 ID:VEa4UjXG0


それから二日後、彼女は俺と両親に見守られながらこの世を去った。
享年24歳。

最後は安らかに、眠りに落ちるようだった。

俺はしばらく式やその他の彼女に関わることの整理で、忙しくなり、気が張った。
目の前で進行していく数々の出来事が、俺の脳をただただ通過していくだけだった。



633:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:20:13.97 ID:MnJM/s69O


>>618
嘘だと言ってくれ……


624:角笛吹き ◆D3wTy8Z7ck:2012/01/18(水) 03:19:12.47 ID:O7bS0mc20



あぁ…


625:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:19:18.24 ID:/1cDilIN0



そうか…


626:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:19:20.94 ID:8nddEFZl0



呆然としちゃうよな、そういう時って


634:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:20:15.22 ID:9f/ojy+l0



若すぎるだろ・・・


638:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:20:52.91 ID:p1GDdYAK0



もうやだ、こんな話やだ、耐えられん


639:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:21:02.65 ID:vzGjKqEU0



うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ


640:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:21:10.12 ID:obXvQdZQ0



釣りだと言ってくれ…


642:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:21:43.30 ID:deUbLQzV0



くそ、悔しい。。。


653:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 03:25:36.02 ID:VEa4UjXG0


彼女がいなくなったこと、続けざまに起こる法要、
俺は、ただ呆然としていた。
心にぽっかり、穴が開いた。

彼女のお墓の前に言った時、俺があまりに号泣しすぎて
周りにも奇異な眼差しで見られた。



655:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:26:25.31 ID:jz+7O6820



事実は小説よりも奇なりか…


673:1 ◆WiJOfOqXmc:2012/01/18(水) 03:32:24.58 ID:VEa4UjXG0


気づいていた人は大勢いると思うけど、
俺と彼女は最初から最後まで「好き」という言葉を互いに
口にすることがなかった。なぜなのか俺にも未だに不思議なんだけど、

そんなこと口にしなくてもお互いが大切に想ってるって分かってたし、
一緒にいて共に過ごしてること自体がそういうことなんだから、
口にしなかったんだと思う。
言おうと思ったこともなかった。
誰かが磁石が惹きあうみたいって言ってくれたけど、それがすごくしっくりきた。



680:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:36:35.86 ID:jlubkleX0


>>673
それも1つの愛の形だな


674:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:34:11.92 ID:eYRmsKzc0



最後までって…
もう見てられないよ

お休みなさい
1幸せになれよ!



675:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:35:09.40 ID:87nACf510



>>1と彼女の心は繋がってるよ。 今でも。


677:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 03:36:04.00 ID:ItVhZz9y0



上手く言えないけど、
俺はこの話に出逢えてほんとによ

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