「あは。いっぱいします?」

名作まとめ

581: :2006/03/08(水) 02:54:16 ID:

入院までして検査して解った事はたった一つ。お婆さん、全く異常無しの超健康体。 
脱水症状は、内職頑張りすぎたから、と言う程度の物で、後も引かなくて。 
病院のご飯が量が多くて、食べるのに苦労したとか力の抜ける事言って、笑わせてくれて。 
家戻れて、すぐ内職始めたお婆さん、少しは休めと言う彼女と早速軽いケンカしたらしくて。 
「からこうたら、戻ってこんようなったんよ。」そう言って大笑いして。 
また多分俺との事に引っかけて何か言ったんだろうなと思って、部屋帰った。 
彼女は多分、ベッドにぽて、と倒れ込んだまんまの姿で伸びてて。俺に気付いて、膝抱えた。 
病院嫌いのお婆さんが病院行ってしかも入院、それだけで緊張しきってた彼女、 
反動で気が抜けたみたいで。「大丈夫?」「はい。」頭に手乗っけて、ぽんぽんやって。 
「良かったよ。」「心配して損した。」「損したゆーな。」「あは。」わしわしやって。 
やっと、彼女の普通の笑顔になって。それで俺も安心して。 
彼女がぽん、ってベット叩いて。横座らされて。くたっと力抜いて、もたれかかられて。 
「…お兄ちゃん、いてくれて良かったー…。」お婆さんと同じ事言って。 
「信じてちゃっていいんですか?」いきなりで。「何?」「病院でおばーちゃんと話した事。」 
それか、って感じで。「うん。」それだけ言って。頷いて。彼女の反応待った。 
「…あは。信じましたからね。」「うん。」「約束ですよ。」「うん。」立て続けに、頷いて 
俺なんかでも、支えみたいなものになってるっぽい。そんな事を思うと、責任感じだして。 
ちょっと重みを感じはしたけど、それも全部ひっくるめて彼女なんだと思った。 
その日、彼女は定時で帰った。帰る前に「また泊めてください。」シャツ引きながら言われて。 
返答に困ったけど、やっぱりダメとは言えなくて。「いいよ。」って言ってしまって。 
「あは。やっぱり、お父さんみたいだったです。」そんな事言って。お互い照れた。
582: :2006/03/08(水) 03:05:03 ID:

>>578-581 
41氏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 
オマエさん人間できてるねぇ。
584: :2006/03/08(水) 03:13:17 ID:

41氏キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!!! 

おばあさんもたいしたことなくてよかった。 
しかし今回は密着度が高いな。 
頭をわしわし・・・。やりたい。 

「・・・やだ。怖い」に萌え。 
そして今回も「あは」×4

585: :2006/03/08(水) 03:41:40 ID:

あんたの鋼鉄の理性に脱帽だ。
588: :2006/03/08(水) 07:50:55 ID:

ホント、41さんは仏みたいなお方ですね
590: :2006/03/08(水) 12:45:25 ID:

おまい...イイ奴だな 
泣かせんなよ。
591: :2006/03/08(水) 15:36:25 ID:

ハッピーエンドを希望するのは俺だけではあるまい?

コメント

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