こんにちは、あかい@編入です。
大学受験で全然勉強してない、受からなくて「全落ち」するかも…という状況で、就職や浪人を検討している方もいると思います。
そんな方に知ってほしいのは、「大学編入」という道。
本記事では、大学受験で全然勉強してない・受からないという人向けに、大学編入試験の概要と編入を見据えつつ一般試験を受験する場合のポイントを解説します。
大学受験で全然勉強してない人も「大学編入」で難関大へ
一般受験で全然勉強していない!という人でも難関大学に入学できる可能性があるのが大学編入試験です。
したがって、大学で思うような結果が出なかった人がリベンジとして受験することもありますね。
ここからは、
- 大学編入試験の概要
- 一般受験に失敗した人も編入ならチャンスがある理由
以上2点について解説します。
大学編入とは
大学編入とは、大学2年ないし3年から他の大学に転入できる制度です。
3年次編入の場合、2年生(大学、専門、短大)の時に試験を受験し、合格すれば大学3年生として希望の大学に入学できます。
あまり知られていませんが、国立・私立問わず、編入学試験を実施している大学は意外と多いです。
少し列挙してみると、
- 京都大学
- 大阪大学
- 名古屋大学
- 神戸大学
- 九州大学
- 東京外国語大学
- 横浜国立大学
- 上智大学
- 明治大学
- 法政大学
以上の大学以外にも実施校はたくさんあるので調べてみるのをおすすめします。
こちらの編入データブックは編入試験を実施している大学の学部や試験科目、倍率、募集人数などがわかりやすくまとまっているのでおすすめです。
一般受験に失敗した人も編入ならチャンスがある理由
一般受験ではまず合格できない…と感じていた大学にも、編入試験なら十分合格の可能性があります。
というのも、一般試験と編入試験は受験科目がかなり大きく異なるから。
一般試験は国立大学なら5科目、私立大学でも3科目必要ですが、編入試験なら英語と専門科目の2つだけ。
さらに、専門科目と言っても大学2年生までに扱う範囲がほとんどなので比較的短期間で習得可能です。
英語以外は戦うフィールドがガラッと変わるので、一般受験ではまず届かないレベルの大学にも合格できる可能性があります!
筆者は一般受験の時、数学が苦手すぎて私文しか受験できませんでしたが、編入試験では神戸大学法学部に合格できました!
受験に間に合う気がしない人も英語はガチるべき
受験に間に合う気がしない…という人は、編入試験に切り替えるからそこまで頑張って勉強する必要ないと思うかもしれません。
しかし、一般受験に間に合わなかったとしても受験勉強は全力を尽くすのが絶対におすすめです。
ここでは、編入を視野に入れている高校3年生・浪人生向けに、一般受験対策で全力を尽くすべき理由と勉強する上で抑えるべきポイントを解説します。
英語さえできれば編入、さらには院試の道が開ける
先ほども少し触れましたが編入試験の科目は
- 専門科目
- 英語
以上の2つ。
つまり、英語については一般試験の勉強が編入試験の勉強に直結するというわけです。
したがって、一般受験の受験生のうちに英語力を高め、編入受験の際の負担を可能な限り減らすことをおすすめします。
もし編入試験の受験後に院進を志した際にも、身につけた英語力は大いに役立てることができます。
実際、レベルが高い大学の学生の方が難関大学に合格しやすい傾向にあると言われています。
地方国立大学の合格者が、よりレベルの高い宮廷や上位国立の合格者の大部分を占めるなんてことも。
英語ではまずは基礎をマスターするのが大切
一般受験で全然勉強をしてなかったけど、これからは編入に向けて英語を勉強しよう!と思い立ったら、まずは基礎をマスターするのが大切。
というのも、編入試験の英語の形式は一般試験とは異なり、より深い英語への理解度が必要とされるからです。
編入英語の形式は大きく分けて、
- 英語資格(TOEIC、英検など)のスコア提出
- 筆記試験(英文和訳)
以上の2種類。
英語資格についてはリーディングだけではなくリスニングも問われますし、筆記試験については専門科目の語句を含む英文和訳が出題されるので、選択肢問題にしか対応できないレベルの英語力では合格を掴み取るのは難しいと言えます。
TOEICについてはこちらの記事をご覧ください。
志望校はできるだけ下げるべきではない
一般受験で全然勉強してないから志望校を下げようかな…と考える人もいるとは思いますが、少しでも合格の可能性があるなら志望校を下げるのはおすすめしません。
というのも、受験生の時ほど勉強に集中できる期間はないので、英語力を伸ばすのにこれ以上ないチャンスだから。
さらに、受験生のうちに勉強の習慣をつけることで、大学入学後も無理なく学習を続けられます。
大学にどうしても受からない!全落ちなら専門や短大から編入
大学にどうしても受からない人の選択肢として、専門学校や短大への進学が挙げられます。
どうしても大卒資格を取得したいのであれば、短大や専門学校から4年生大学への編入も可能です。
さらに、短大と専門学校には編入に有利なる学校もあります。
ここでは、短大と専門学校からの大学編入について解説します。
短大から大学編入
短大から大学編入を目指すのであれば、4年制大学附属の短大がおすすめ。
付属からの編入であれば、外部の受験生よりも比較的有利な条件で受験することが可能です。
附属の短大だと、青山学院大学や上智大学が有名ですね。
また、附属の短大から他の大学に編入することもできます。
上智短大についてはこちらの記事で解説しています!
上智短大から上智大学に編入した方からいただいた情報をもとに作成したものです。
専門学校から大学編入
専門学校から大学編入することもできます。
最近は編入に特化した専門学校もあるので、一般受験に「全落ち」してしまったけど浪人はできない、という人は一考の価値ありかと。
編入に特化した専門学校としては、中京法律専門学校や神田外語学院が有名です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
大学受験で全然勉強してない・受からない人は、大学編入でリベンジするという方法もありますが、まずは最後の受験まで目の前の勉強をやり切ることが大切です。
特に、英語は編入試験にも直結するので力を入れておくの後の負担のためにも力を入れておくと良いでしょう。
一般受験・編入試験どちらにも言えることですが、後悔がないように全力で勉強すれば自ずと結果はついてくるので、しっかり対策して合格を掴み取ってください!
コメント